■twitter■

小野歯科クリニックtwitter
インプラント関連twitter
院長 小野兼義twitter

■CALENDAR■
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31       
<< 前月 2006年12月 次月>>
■NEW ENTRIES■
■RECENT COMMENTS■
■RECENT TRACKBACK■
■CATEGORIES■
■ARCHIVES■
■LINK■
■PROFILE■
■POWERED BY■
BLOGNPLUS(ぶろぐん+)
■LOGIN■
現在のモード: ゲストモード
USER ID:
PASSWORD:
■OTHER■
■COUNTER■
TOTAL 
本日 

All-on-4とはいかなるインプラントの治療法であるのか:上顎編;インプラント臨床医向け
All-on-4はポルトガルのDr.Paulo Maloにより提唱された無歯顎に対するインプラントのボーン・アンカード・フル・ブリッジによる治療法である。
以前に述べたように、近年のインプラント治療のトレンドは、避けなければいけない重要な解剖学的項目を回避しつつ、有利にインプラントの埋入を行い、成功に導くことにある。また、不必要に多いインプラントの埋入本数を見直し、治療費用の適正化を計ることにある。これらにより、付加的な事前の外科手術が減少することにより、治療期間の大幅な減少が計られ、また治療費用が減小するため実際に治療可能な頻度が上がり、患者様の福祉に貢献する。
具体的にどのような解剖学的事項を回避するのか上顎、下顎に分けて述べてみよう。
まず上顎では、上顎洞が左右臼歯部に存在する。個々の症例によって異なるが、この部においては垂直的な骨の厚みが取れないケースも多い。この場合、これを避けるため小臼歯部に後方に傾斜埋入し、その分長いインプラントを埋入すると言う概念がDr.Maloにより提唱された。上顎前歯部は切歯管があるため、12、22部(側切歯部)に埋入されることが多い。この上に16~26まで、第1大臼歯までの咬合が最終的に付与されることになる。
即時機能(Immediate function)、即時荷重(Immediate loadind)の場合は、傾斜埋入された小臼歯部のインプラントの上には30°の角度付きアバットメント(Angulated abutment)上のところ、通常14、15、24、25、つまり第1、第2小臼歯までのテンポラリーを付与する。
All-on-4に関しては、書籍、Nobel Biocare社のHP等情報を得ることが出来るが、やはりこの治療法は比較的アドバンス(先進的)な方法に属する。よって、インプラント治療の初心者の先生方はすぐに対応するのでなく、提唱者のDr.MaloのAll-on-4のコースも年に数回日本語通訳付きで開催されているので、まずはそのコースを受講される、あるいはすでに正式にAll-on-4を行っているDr.等と十分ディスカッションされて、サポートを受けてから行われることをお勧めする。また、技工を担当されるプロフェッショナルな歯科技工士も、十分にAll-on-4に精通された、あるいは実際にその症例を十分に行っている技工士と組まないといけない。あくまでも非常に高度な手術であり、確度高く行えるのであるが、高度な処置であるが故の細かい臨床上の注意事項が散在する。十分な研修の上に行い、必ずやいい臨床結果を出す必要がある。インターネット上の情報では、単に4本垂直にインプラント体を埋入しただけのところに上部構造を装着してAll-on-4と称しているサイトもあった。これは明らかに30年前のブローネマルク・インプラントの原法であり、All-on-4の概念とはいえない。
基本的に、使用するインプラントはNobel Biocare社製Speedy Groovyインプラントが望ましい。Dr.Paulo Maloも述べていることであるが、このインプラントを用いることで最大の初期固定が達成され、即時機能の扉が開く。
All-on-4を行うためには傾斜埋入を行うことから、インプラント・ヘッドの形状がインターナル(内部適合式)のインプラントにおいては非適応となる。つまり、Nobel Biocare社製リプレイス・インターナル、同スピーディー・インターナル、カムログ・インプラントなど、その他のインターナル・タイプのインプラントは現時点でAll-on-4には適さない、というよりそれらのインプラントを用いてAll-on-4術式を行うことが出来ない。推奨されるインプラントは、もちろん、①Nobel Biocare社製BMKシステムSpeedy Groovyインプラント、②Nobel Boiocare社製BMKシステムMkⅢGroovyインプラントであろう。(これらのインプラントは今現在未承認であるため、Nobel Biocare Sweden本社より直接購入し、個別に厚生労働省、厚生労働大臣の許認可が必要となる。Dr.Malo先生は、日本で入手困難なのであれば、現在流通しているブローネマルク・インプラントMkⅣを代用することが出来る旨発言されていた。)
繰り返しになるが、上記インプラントが推奨されるその理由は、角度付きアバットメント30°(アンギュレーテッド・アバットメント30°)を使用できることと、初期固定がいいこと、インプラント体がエクスターナルであるためインプラント体のカラー直近までスレッドが刻まれていること→これにによりさらに初期固定が確実になること、Ti-U(タイユナイト)表面性状がオッセオ・インテグレーションを確立しやすいことにある。

ポルトガルで9月の後半に今年度最後の闘牛が催された。運よくハードなスケジュールの中、観戦することが出来た。
闘牛のことをToroという。マタドールが決めてかっこいい。ポルトガル・スペインの文化に触れた。素晴らしかった。

| インプラント | 01:53 PM | comments (x) | trackback (x) |
All-on-4とはいかなるインプラントの治療法であるのか:下顎編;インプラント臨床医向け
All-on-4はポルトガルのDr.Paulo Maloにより提唱された無歯顎に対するインプラントのボーン・アンカード・フル・ブリッジによる治療法である。
以前に述べたように、近年のインプラント治療のトレンドは、避けなければいけない重要な解剖学的項目を回避しつつ、有利にインプラントの埋入を行い、成功に導くことにある。また、不必要に多いインプラントの埋入本数を見直し、治療費用の適正化を計ることにある。これらにより、付加的な事前の外科手術が減少することにより、治療期間の大幅な減少が計られ、また治療費用が減小するため実際に治療可能な頻度が上がり、患者様の福祉に貢献する。
具体的にどのような解剖学的事項を回避するのか上顎、下顎に分けて述べてみよう。
下顎には下歯槽神経、下顎管、オトガイ神経、オトガイ孔、その前方に移行する切歯枝などがある。もちろん舌側の皮質骨付近にも顔面動脈、舌神経等が分布しているため注意が必要となる。
これらの解剖学的リスクを回避するため小臼歯部のインプラントを傾斜埋入する。
これにより36~46までの(両側第1大臼歯間の)咬合を回復する。
あくまでも傾斜埋入が以前のインプラント埋入と異なっているのであって、単に垂直に4本埋入したのみのインプラント手術はあくまでAll-on-4とは区別されるものと考える。
いずれにせよ高度な処置であるため、十分に研鑽を積んだ歯科医師により処置されるべきものである。
また、使用されるインプラントは傾斜埋入されるため、30°の角度付きアバットメントが要求される。あくまでもノーベルバイオケア社製ブローネマルク・システム(エクスターナルなもの)以外ではうまくいかない。ノーベル・バイオケア社製のものでもインターナルなもの、たとえばリプレイス、ノーベル・スピーディーの一部などではAll-on-4は行うことが出来ない。ここのところはポルトガルでDr.Maloと十分ディスカッションさせていただいた。30°の角度付きのアバットメントを使用しないものは、もしかしたらそれらはAll-on-4と呼べないかもしれない。
今度は、Guided surgeryについて述べたいと思います。
To be continued・・・.


| インプラント | 01:52 PM | comments (x) | trackback (x) |
インプラントの即時機能(Immediate function)とは
オッセオ・インテクレーテッド・インプラントの概念が始まって40年経った。
P.I.ブローネマルク教授がオッセオ・インテグレーションの概念を発見した。
ODCでは一貫してブローネマルク・インプラントの治療を行い、新しい治療法を研修し、新しい、正しい治療法を広く行うことに専念している。
即時機能とは、インプラント埋入と同時に歯をつけて、咀嚼、構音、発音、審美などの機能を即時に営ませるという新しい概念である。
これはとても素晴らしいことである。
手術を受けられた患者様も驚き、喜んでくれる。
もちろん全ての症例に即時機能が行われるわけではない。
インプラント埋入時の初期固定が得られないとインプラント体そのものがオッセオ・インテグレーションしなかったりする。
以前は、ブローネマルク・インプラントでは、インプラント埋入手術を行ってから上顎で6ヶ月、下顎で4ヶ月歯槽骨とインプラント体がしっかりと結合する(オッセオ・インテグレーション)のを待つのが普通であった。
ところが、近年ブローネマルク・インプラント・システムにも新しいインプラント体が出てきて、著明に初期固定がよくなった。
これにより、即時機能の概念が成立するようになって来た。
つまり、インプラント体そのものが違うということが言える。
特に即時機能をさせるために必要な初期固定が得られ易いインプラント体は、ブローネマルク・インプラント・システムMkⅢGroovy、ブローネマルク・インプラント・システムSpeedy Groovyである。
これを供給しているNobel Biocare Sweden本社からはこれらのほかにReplaceというタイプのインプラントもprovideされているが、これはあまり推奨できない。理由は、All-on-4、All-on-6などの際の傾斜埋入に適さないからである。
上記の推奨する2種類のブローネマルク・インプラント・システムのものは、確かに初期固定がしっかりと出る。
特にSpeedyは特筆するものがある。
これらのインプラントにより、即時機能は達成される。
即時機能が行われるためには、いろいろな文献により若干の差があるものの、概ね40Nプラスマイナス10Nの埋入時トルク値が推奨される。初期固定がしっかりと得られない場合は、即時機能は選択すべきでなく、従来から提唱されている骨内に埋入し、力がかからない状態に管理した上で、オッセオ・インテグレーションするのを待つ。



| インプラント | 02:14 AM | comments (x) | trackback (x) |
比較的侵襲の多いインプラント埋入前の付加的な外科手術
上顎洞底挙上手術(サイナス・リフト)、それもある程度容積の多い骨移植が要求されるものに関しては腸骨(腰骨です)より移植骨片を採取することになる。この場合、全身麻酔下で行うため、日本歯科大学新潟生命歯学部口腔外科に依頼してその部の手術を行う。
また歯槽骨の上に比較的大きな採取骨片を移植する際にも(アンレー・グラフト)同様に腸骨からの採取になることが多く、この場合も全身麻酔下で手術を行う。
また、下顎神経を頬側に移動させたり、オトガイ神経を下方に移動させたりする付加的な外科手術もあるが、個人的に神経を移動する手術は術後に麻痺を伴うことが多いのでODCでは基本的に推奨していません。



| インプラント | 02:01 AM | comments (x) | trackback (x) |
比較的侵襲の少ないインプラント埋入前の付加的な外科手術
比較的侵襲の少ない付加的な外科手術としては
口腔前庭拡張手術+遊離歯肉移植手術(フリー・ジンジバル・グラフト)
部分的上顎洞底挙上手術(ソケット・リフト)
歯槽骨移植(アルベオラー・ボーン・グラフト);口腔内(オトガイ部、上顎結節、下顎枝からの立ち上がりの部分、下顎隆起、上顎口蓋隆起など)から骨採取をするもの。必要に応じてチタン製のスクリューを用いて移植骨片を歯槽骨に固定する。
などがある。
必要に応じ行うことにより、インプラント治療の成績を向上させ、特に上顎前歯部における骨吸収が多い症例に対しては良好な審美性を提供することが出来る。
これらの比較的侵襲の少ない付加的な外科手術はODCで通院下の通常の小手術として行っている。




| インプラント | 01:51 AM | comments (x) | trackback (x) |
PAGE TOP ↑